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「肉弾」見たさに長蛇の列が 1日限りの「マッチョカフェ」に行ってみた!

「肉弾」見たさに長蛇の列が 1日限りの「マッチョカフェ」に行ってみた!

「マッチョチェーン」で気合を入れるマッチョたち

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 東京・中野のイベントスペースイベントスペース「nakano f」に4月5日、「1日限りのマッチョカフェ」が出現した。3月19日付けの中野経済新聞にこの情報を掲載したところ、ツイッター、フェイスブックともに5000以上のRTやいいね!を記録する人気記事に。果たしてどんなイベントになったのか? 中野経済新聞記者が当日、オープン前から潜入することに成功したので、一部始終をリポートしてみよう。

 こちらのイベントの主催は「お姫様抱っこ協会」。これまでも、「マッチョバスツアー」などユニークな企画を仕掛けてきた集団だ。スペースは約40平方メートル、20席程度のスペースでスタンバっていたのは、「マッチョ6原則」すべてに当てはまる厳選した「国産マッチョ」兄貴たち8人。お笑いグループ「超新塾」のメンバー、コアラ小嵐さんの姿もあった。

 ちなみに、マッチョ6原則とは、「1.マッチョは暴力をふるわない」「2.マッチョは筋肉細胞にしか暴力をふるわない」「3.マッチョはタバコを吸わない」「4.マッチョは酸素しか吸わない」「5.マッチョは酒を飲まない」「6.マッチョはプロテインしか飲まない」である。

 会場内の準備が片付いて、少し時間ができた「国産マッチョ」たち。すると、すぐさま筋肉やトレーニングの話で盛り上がっていた。会場内の階段脇にある手すりを見つけるや否やそこを両手で持ち、上腕二頭筋の見せ合いや、斜め腕立て伏せなどを開始。手すりがギシギシと音を立てていた。なかには、床で腕立て伏せを始めたマッチョも。

 開場となった10時には、イベント会場入り口に男女合わせて約80人の長蛇の列ができていた。その様子を記者が撮影していたところ、会場入り口近くに住むと思われる高齢の女性が近づいてきて、「あなたマッチョの方? 家に入れないんだけど、何とかしてくださる?」と話しかけてきた。私はただの肥満なのだが、どうやらジャストフィットの服を着ていたのでマッチョに見えたようだ。すぐさま主催者に連絡し、迅速に行列を整理してもらった。

 最前列の女性の参加者は「8時から並んでいます。ネットでこのカフェを知り、すぐにスケジュール帳に予定を書き込みました。来るしかないと思ったので」と興奮気味に話してくれた。別の女性は「マッチョバスツアーに参加できなかったので、それが悔しくて並んでいる」とコメント。大阪や静岡など東京近郊以外からの参加者も多く、福島から夜行列車で来たという人もいた。なかには「男性の筋肉美にも興味があったので」と話す30代男性も……。

 そういうしているうちにオープン時刻に。イベント会場入り口では、さわやかな国産マッチョの人たちが「いらっしゃいマッチョ」という掛け声とともに来場者を出迎えた。女性客4人組が席に着くと、さっそくオーダーを取りにいくマッチョ。だが、いきなりこんな質問攻めに……。

「凄いマッチョですね!」
「寒くないですか?」
「どうやったらそんなに鍛えられるんですか?」
「女性でもマッチョになれますか?」

 当日用意されたフードメニューは、約10グラムのタンパク質が含まれ卵を新鮮な水道水でゆでたものを白身のみにした「卵の白身~塩風味~」(500円)、約15グラムのタンパク質が含まれ余分な脂肪分を取り除いた鶏肉「余計な脂肪分取っちゃいました鳥の胸肉」(700円)などの「細マッチョ食」。さらに、完全無添加オリーブオイルを使用したペペロンチーノパスタにスモークサーモンとバジルを散らした「マチョゲティ」(1,200円)、サーモンのムニエルと新鮮な野菜にマッチョが目の前で前腕をフル活用しレモンを搾ってくれる「アラスカのように広大な背中!」(1,500円)などの「ゴリマッチョ食」など。

 ドリンクメニューは、定番の「ビーレジェンドプロテイン」(500円)はもちろん、いろいろな野菜・果物・プロテインを一緒にした「特性マッチョジュース」(750円)、アルコール類などのドリンクメニューなど。客がビールを注文すると、「国産マッチョ」の方が笑顔で持ってきてグラスに注ぎ、注ぎ終わったあとには一瞬にして缶をつぶすパフォーマンスを見せ、2人組の女性客は「すごーい」「かっこいいです」などと感想を漏らしていた。

 さらにイベントメニューとして、推しマッチョのメッセージ付きブロマイド写真「マブロ」、推しマッチョと一緒にチェキ撮影「マチェキ」、「肉の壁」なども用意。「肉の壁」は、どのようなメニューなのか事前告知では明かされていなかったが、童謡「かごめかごめ」のように国産マッチョが輪を作りながらお客さんを囲んで回りパフォーマンスで人気メニューとなっていた。

 「肉の壁」を体験した女性は「マッチョな人たちの体温を感じられて興奮しました。本当はバキバキの腹筋も触ってみたかった」と笑顔。まコアラ小嵐さんを含む複数の推しマッチョと「マチェキ」を味わった男性は、楽しそうに同伴者の女性に撮影してもらっていた。

 イベント主催者の「お姫様抱っこ協会」の鈴木秀尚会長は「小雨が降っているのに、まさかこんなに朝から行列ができるとは思っていなかったです。国産マッチョに興味を持ってもらえてうれしい。ゴールデンウィークにまた『マッチョカフェ』をやるかどうか迷っていましたが、やることにします!」と、次回開催を宣言。さらに、「こんなに需要があるなら、常設カフェの検討も始めたいですね。もちろん、中野でできるよう頑張ります」と力強く語ってくれた。

 結局、初開催の「マッチョカフェ」動員数は約260人。あまりの行列に、途中から時間予約チケットを発行し、18時ごろには最後のチケットが手渡された。予約チケットをゲットできなかった人たちの中には、悔しそうに中野ブロードウェイ方面に消えていった人も……。

 次回開催は5月4日から3日間の予定。会場は未定だが、その場で今回の会場の仮押さえをしていたようだ。中野経済新聞では引き続き続報を出す予定なので、全国のマッチョ好きはぜひこまめにサイトをチェックしていただきたい。

取材・文・撮影:杉山 司/中野経済新聞
Nakano f
中野区中野5-46-10