機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM映画ネタバレと感想・評価レビュー

映画

去年より友人の勧めでガンダムシリーズを見ており、本作のTVシリーズを視聴し終えたのもごく最近であった。

遠方の友人に会う良い機会

そのタイミングで劇場版が20年ぶりに公開されると聞き、遠方の友人に会う良い機会ともなることから本作を映画館で見ようと思った。ちなみに本作を見るのは2回目であり、初回は1月に見ている。

2回目の視聴時は4dxを目当てに自宅よりやや遠方の劇場にて視聴をした。レイトショーの時間帯であったこと、また公開から3週目の特典が切れてきた頃合いであったため、客の入りはまばらであった。チケット購入法はインターネットにて。スクリーンの番号は不明だが4dx用なだけあって一般的な劇場のスクリーンよりはやや大きめ。飲食の暇はないと考えられたため、ポップコーン等の購入はしていない。

前述より自宅よりやや離れた劇場であり、また電車でのアクセスが悪い土地でもあったため、自身が所有しているバイクにて向かった。自宅を夜の7時頃から出発し8時ごろに劇場付近に到着。雨などは降っていなかったが気温は低かった。

座席は中央付近、後方に座った。二つ飛ばした左側の席に1人いたのみでその列はそこまで人がいなかった。スクリーンの大きさは前述の通り4dxであったため一般の劇場よりはやや大きく、客の入りもまばらであった。

機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM映画を考察

前作より2年後の世界、アルバートデュランダルによるデスティニープランはキラヤマト、アスランザラ等の活躍により阻止されたが世界は依然として混乱を極めていた。

冒頭「争いが絶えない世界」

オーブの首長、カガリユラアズハと元ザフト議長シーガルクラインの一人娘であり、キラの恋人のラクスクラインを中心に設立された世界平和機構「コンパス」所属のキラヤマトは市街地にてブルーコスモスの残党を鎮圧するため、ヤマト隊のシンアスカ、ルナマリアホーク、アグネスと共に出撃する。

キラたちの奮戦により暴徒の鎮圧に成功したが依然として争いが絶えない世界にキラは追い詰められていく。

第一部「ファウンデーション」

コンパスはブルーコスモスの残党のリーダーが潜伏する地へと赴くこととなる。

その付近に位置する新興国「ファウンデーション」はコンパスとの共同作戦を実施することとなったが、宰相オルフェラムタオはキラヤマトを露骨に敵視する。曰く、その血塗られた手でラクスクラインの手を取る資格があるのか?私にこそふさわしい…という内容である。それぞれの思惑が交錯する中ブルーコスモス殲滅作戦は開始される。

第二部「裏切り」

ブルーコスモスのリーダーを捕捉するため出撃するコンパスであったが、ファウンデーションの思惑によりキラが暴走する事態に陥る。他国の境界線に侵入し、あまつさえ侵略しようとするキラを抑止するという名目でファウンデーションの面々は出撃し、キラは愚かコンパスの面々も混乱に乗じて排除しようとする。

1人、また1人と仲間たちが撃破され絶体絶命のキラ。自身も打ち倒されそうになったが同時期にファウンデーションの潜入捜査を行なっていたアスランザラに窮地を救われ、コンパス一同は行方を眩ますこととなった。一方その頃、管制室から戦況を伺っていたラクスクラインは戦場に核ミサイルが発射される前にオルフェにより匿われ、宇宙へと逃げることとなった。ラクスクラインにより裏切られたと思ったキラは心に深い傷を負うこととなる。

第三部「反撃開始」

行方不明と思われたコンパスの面々はなんとか生き延び、オーブの地下施設へと避難をしていた。

ラクスに裏切られたこと、自身がどれだけ手を尽くしても世界は依然として変わらないことによりキラは失意の底に落ちていた。ラクスを諦めようとするキラをアスランは拳を交えて叱咤し、立ち直るきっかけを与える。一方宇宙へと上がったファウンデーションの面々は地球に向け宣戦布告を行う。

理由は自身の国へと核攻撃を行った世界への報復と、自分たちがナチュラル、コーディネーターの上位種のアコードであるため。世界を支配するため、復讐のため要求に従わない場合は破壊兵器レクイエムをオーブに向け発射する声明を発表した。

オーブの地下に格納されていたストライクフリーダム、デスティニーガンダム、インフィニットジャスティスガンダムを手に入れたキラたちはオーブの戦艦ミレニアムを奪取し、ラクスの奪還及びファウンデーションの計画阻止のため宇宙へ上がる。

第四部「決着」

オルフェの戦略を悉くいなし、ラクスを奪還したキラたちはそれぞれの戦いに赴く。

シンアスカは己を打ち負かしたファウンデーションの面々と、アスランザラはファウンデーション最強と称されるシュラサーペンタインと、そしてキラヤマトはファウンデーションの宰相オルフェラムタオと。いずれも激戦であったが本調子のシン、アスランには敵わず打ち負かされる。機体のスペック差もあり追い詰められるキラであったが、救出されたラクスが搭乗する新兵器「プラウドディフェンダー」とストライクフリーダムガンダムが合体した新形態マイティストライクフリーダムガンダムとなり見事オルフェを打ち負かす。

エンディング「これからも2人で」

作戦を遂行した一同はそれぞれの帰路で地球へと帰る。オルフェを打ち負かし、本当の愛を知ったキラとラクスも地球へと帰還した。パイロットスーツも脱ぎ捨て、波打ち際に佇む2人を映して物語は幕を閉じる。

感想と評価

本作の視聴はハードルが高い。TVシリーズの100話視聴をこなし、場合によっては外伝作品も読む必要があるからだ。さらに現実世界では前作より20年の歳月が流れている。

自分はリアルタイム世代ではなく最近このシリーズを知った新参者であったが、劇場で見た時には冒頭から既に泣きそうになってしまった。とにかく過去作をリスペクトした仕上がりになった本作は20年待ったファンへのプレゼントであり恩返しなのだと思う。この映画を見てもっと早くこのシリーズをしれたらその感動はさらに計り知れないものとなったのだろうなと少し残念に思った。

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